このブログでは、海外赴任中に感じたことを、毎週アップしていく予定です。
海外との文化の違いや、マネジメントの大変さ、離れて暮らす両親や、一緒に赴任している妻や子どもとの関係など、日々悩んだり、学んだりしたことを、読書を通して勉強になった内容も交えながら、ご紹介をさせていただきます。
定期的に発信をすることで、気持ちの変化や異文化での生活、ご家族や従業員との関わり、日本本社との関係など、色々と悩むことが多い海外赴任中の方々の少しでも共感できる内容を発信したりお悩みなどの心の支えや参考になれば幸いです。
ひと言
2024年3月2週目
来週は約半年ぶりに日本に帰国予定です。現状23日に本社に出社予定です。
「あした死ぬかもよ」ひすいこたろうさん著書
しつもん3 あなたが両親を選んで生まれてきたのだとしたら、その理由は何だろう?
「親父にビールを買ってやろう」ある給料日、そう思い、お店でケース買いをして実家に届けに行きました。当然、親父は喜びすぐに乾杯。
そう思ったのですが、親父の反応は違いました。
「明日からありがたく飲むよ」と「なんだよ、今飲まないのかよ」と思いつつ、その日は自分の家に戻ったのですが、翌日仕事中に電話が鳴りました。実家からでした。
「え、親父が進行性の胃がん。余命三ヶ月?」
息子としていつかできる、いつかはやろう。そのうちやろう、そう思ってきたこと、何一つできなかった。
どんなに泣いて反省しても、どんなに出世しても、どんなに神祈ってでもできない。
そういう「時間の限り」ってある。「いつでもできる」なんてことは、この世に一つもないんだ。
やるならば、「今」しかない。やれることは「今のこのとき」にしかない。
そう、全身全霊で学んだ。痛いくらい。
ちなみに最後の一時退院の際、本当にちびっとだけど、私の買ったビールを飲んでくれて、「うまいなあ」といった親父の姿が唯一、少しの救いとなった。
久しぶりに押し込めて感情と向き合いました。泣けました。
「いつでもできる」なんてことはこの世にひとつもない。
だから気持ちは、いま伝えるしかない。
「ありがとう」、「ごめんなさい」、「許してください」「愛しています」
あなたの正直な気持ちを両親に伝えよう。
また、その気持ちを充分に伝えていない、あなたの大切な人にも伝えていこう。
このままでは必ずそのことを後悔する日が来ますから。
学んだこと
→今回は、妻のVISA手続き関係で急遽帰国が必要となりました。
しかし、現在乳がんで闘病中の母に会ういい機会になったと思うこともできました。
離れて暮らしてるため、なかなか気軽には会えない。
母はタイで働く私に心配かけないと気を使ってました。
ガンのこともあったので年末帰ろうとしていた私に対して「大丈夫だから」と…
本書のタイトルの“明日死ぬかもしれない”
明日生きていることを100%保証されて人はいないのであれば、母に会って感謝の言葉を伝えようと思います。
この内容を読んでくださった方が、大切な人やご家族に、感謝の気持ちを伝えるきっかけになっていれば幸いです。
出来る限り後悔が残らないように。
この度も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
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