このブログでは、海外赴任中に感じたことを、毎週アップしていく予定です。
海外との文化の違いや、マネジメントの大変さ、離れて暮らす両親や、一緒に赴任している妻や子どもとの関係など、日々悩んだり、学んだりしたことを、読書を通して勉強になった内容も交えながら、ご紹介をさせていただきます。
定期的に発信をすることで、気持ちの変化や異文化での生活、ご家族や従業員との関わり、日本本社との関係など、色々と悩むことが多い海外赴任中の方々の少しでも共感できる内容を発信したりお悩みなどの心の支えや参考になれば幸いです。
ひと言
2024年9月1週目
タイの従業員に、毎日離れて暮らしている、母親に連絡を取っているという方がいました。その方が3歳の時に父親がガンで亡くなられ、二人の息子を母親が育ててくれたとのことです。
その方が結婚するときに、母親と奥さんとの関係をどのようなに重視していくか悩んだりしたとのことでした。
現在は、奥さんも理解をしてくれているようで、毎日LINEで電話をしたり、定期的にfoodパンダなどで食べ物を届けたり、母親とご兄弟と一緒に旅行に行ったりもしているとのことです。
その方は私と同世代です。
家族を大切にする人柄や文化は素敵だと思い、見習わないといけないなと思いました。
「両親が元気なうちに”実家じまい”はじめました。」
●本当の思いに蓋をしているかも
自分の親は実家に居るのは当然と思っている人、実は多いかもしれない。もちろん長年住み慣れた場所だから暮らし続けたいという親御さんも多いかもしれない。
しかし、もしかしたら本心では「どこか景色のいい場所でゆったりと暮らしたい。」「離れて暮らす子供の近くで暮したい。」と考えているかもしれない。
にもかかわらず、子供達に迷惑をかけたくないから、歳をとってから夢みたいなこと言っていられないからと、
ご両親は自分たちの本当の想いに蓋をしてしまっているかもしれない。
それなら子供である私たちの方からご両親の思いを引き出してみませんか?
「いつかは子どもと同居したいと思っている?」
「実家はいつか処分するの?私たちに戻って欲しいと思ってる?」など単刀直入に聞いてみてもいいかもしれません。
いきなりそこまで話すのが難しいという人なら、両親の将来の理想の暮らしを探ってみるといい。
日頃あまり両親と直接話す機会がなく、具体的な想いや不満などを聞くことが聞きにくいのであれば、
家族みんなが集まっている場で、「十年後、どんな生活をしたいか、みんなで将来の理想の暮らし」を語り合ってみるのもおススメです。
子供たちが自分の人生を歩んでいるように、両親にも両親の人生があります。
子供の都合で縛られる必要はありません。
一度実家で暮らすご両親に本音を聞いてみてはいかがでしょうか?
学んだこと
私自身としても、親には好きな人生を歩んで欲しいため、5年後10年後そしてそれ以降をどのように過ごしていきたいかを定期的にお互いが伝えあうことが大切だと思いました。
例えばずっと実家で暮らしたいと昔は言っていたけど、年を重ねるごとに考え方が変わっていく可能性もあったり、
親自身が子どもに気を使って本音を言い出せない可能性もあると思います。
毎日連絡をしていることに、驚いたことを伝えたら、
5分でもいいんだよ。『ご飯は食べたか。元気?』など話題はなんでもいい。すぐにでもできるじゃん。LINEを使えばお金もかからないよ。後悔しないようにね。
その気になればすぐにできる。
今は離れて暮らしているので直接会うのは限られていますが、
後で聞いておけば良かったと後悔しないように定期的に聞いてみます。
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