このブログでは、海外赴任中に感じたことを、毎週アップしていく予定です。
海外との文化の違いや、マネジメントの大変さ、離れて暮らす両親や、一緒に赴任している妻や子どもとの関係など、日々悩んだり、学んだりしたことを、読書を通して勉強になった内容も交えながら、ご紹介をさせていただきます。
定期的に発信をすることで、気持ちの変化や異文化での生活、ご家族や従業員との関わり、日本本社との関係など、色々と悩むことが多い海外赴任中の方々の少しでも共感できる内容を発信したりお悩みなどの心の支えや参考になれば幸いです。
ひと言
2024年3月2週目
先日は出社されている方とお話ができてよかったです。ありがとうございました。
「がんを告知されたら読む本」谷川啓司さん著書
がん患者にとって自分が癌であると知ることはたまらなくつらいことである。
しかしがんを忘れて夢中になっていたということは、少なくともその間にはストレスから解放され、苦しくない時間を送っていたことになる。
一日24時間の中でガンを意識してない時間を少しでも延ばすことで、つらい時間を少しでも短くできる。
無理やり忘れようとするのではなく、何かに集中したり楽しんだりする時間を長く作るようにして、がんを意識しない時間を増やすこと。
それが心理的ストレス克服に一番良い方法だと思う。
<家族の役割>
何かに集中している時は、心理的ストレスを回避できるといってもすぐにそれができるとは限りません。
「よし頑張って積極的に活動しよう」となればいいのですが、なかなかそうならない場合が多い。
人間は心理的に落ち込んでるときに、ひとりでじっとしていると物事を悪く考えてしまうもの。
家でおとなしくさせることはさらに落ち込んでしまうきっかけを患者に与えてしまうことになる。
家族や友人は少し心を鬼にしても、患者さんを外に誘い出し、一緒に何かするように促してください。
この努力が患者のストレスを減らすことになる。
学んだこと
→母はステージ4の乳がんで脊髄に転移していることを父から聞きました。
私の2023年9月のタイへの本出国から約半年ぶりに会った母は、大きく変わっていました。
抗がん剤の影響で髪はほとんど抜け落ちて、顔もやつれ気味で、味覚症状もあるとのことでした。
でも母は料理を作ってくれて、久しぶりに食べる母の料理はおいしかったです。
私がタイにいる間に、タイへ旅行することを目標に頑張ると言っていました。
生きる目標を持たせることができてよかったです。
母親のガンで変わったことを父へ質問をしてみました。
・夫婦関係をもう一度見直せた
・当たり前だと思っていたことが実はとても幸せなことに気づいた
・母がイヤイヤ作っていた親父への料理をガンがきっかけで文句を言わずに毎日作ってくれるようになった
辛いことも多いですが、ポジティブな面を見ようとする考えがとても素敵だと思いました。
この度も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
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