「これだから○○人は…」と感じたら

週報(Weekly Report)

このブログでは、海外赴任中に感じたことを、毎週アップしていく予定です。

海外との文化の違いや、マネジメントの大変さ、離れて暮らす両親や、一緒に赴任している妻や子どもとの関係など、日々悩んだり、学んだりしたことを、読書を通して勉強になった内容も交えながら、ご紹介をさせていただきます。

定期的に発信をすることで、気持ちの変化や異文化での生活、ご家族や従業員との関わり、日本本社との関係など、色々と悩むことが多い海外赴任中の方々の少しでも共感できる内容を発信したりお悩みなどの心の支えや参考になれば幸いです。

ひと言

2024年1月2週目

前回の週報を送るとタイ社経験のある先輩方から、電話や心配のメールや励ましのメールをいただきました。

さらには外部セミナーに関する情報もいただけて、早速その講座に申し込むことにしました。

大変ありがとうございます。

中計などを作るとネガティブな要素が多くつらい時もありますが、本社側の方のサポートのおかげで頑張れています。

今後ともよろしくお願い致します。

「海外で結果を出す人は、「異文化」を言い訳にしない」グロービス, 高橋亨さん著書

自身が現地で与えられた役割にふさわしいだけの、組織マネジメントに関する知識やスキル、マインドセットを持っているかを問うべき

「僕がやっているのは普通のことじゃないかな?我々だって入社したときは、どうしていいか右も左も分からず、上司から何度も何度も教わって分かるようになるまで徹底的にやったじゃないか。

会社のことやビジネスのことなど、ほとんどの情報はタイ人スタッフには分からない日本語で話されている。現地スタッフが自分で仕事を進めるうえで、背景をきちんと理解することは困難だ。

そのような状況にもかかわらず、日本で日本人の上司が、日本の部下に教えるときのように、丁寧に粘り強く、1つひとつ伝えないのであれば上手くいかないのも当然だ。」

試す手立てや結果が出ないと、すぐに海外での特殊事情のせいにして諦めてしまうケースは多い。

本来ならば母語が違う現地社員に対しての方が、より丁寧に時間をかける必要がある

「これだから○○人は…」と感じたら、まず自分をよく振り返る

学んだこと

前回、タイの課員から、相談もなく勝手に決められていたと意見があったため、情報共有の場をさらに設けることにしました。

前回打ち合わせをしたときは、口頭ベースであり、さらに意見の食い違いがあると相手が熱くなって議論にならないこともあったので、

今回はエクセルと使って、本社側・経営陣の主張と本人の主張をマトリックス表にして、メールでコメントを入力してもらうことにしました。

本人にも本社側の主張の意図などを理解してもらい、さらには本人が考えることを文字にすることでこちらも理解していることを示すと納得をしてもらうことができました。

マネジメントという難しさを痛感しております。しかし今回はいい経験になりました。

「会社命令だからやれ!」ということは極力使わないように心がけ、議論や時間をかけました。

最初の本人の反論があったからこそ、より濃密な意見交換ができたとポジティブにとらえることもでき、

さらには本人も会社のことを考えて、反論をしてくれていたとも理解することができました。

お互いの意見を分かりあえた後は今後の業務についても本人も自主的に対応をしてくれるため、情報共有の大切さを学ぶことができました。

この度も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

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